ロッキン・アット・ミッドナイト ～ ザ・ハニー・ドリッパーズ

レッド・ツェッペリン解散後、最初期においてロバート・プラントが、活動を
開始したユニットが、ハニー・ドリッパーズというバンドです。彼が影響を
受けた50年代のナンバーを中心に演奏するという、とってもパーソナルな
バンドであり、アルバムこそ発表されませんでしたが、実際にクラブなどで
演奏をおこない、久方ぶりにその姿を披露しました。

その後、初のソロ名義でファーストアルバム「ピクチャー・アット・イレブン」
をリリースし、彼自身としての本格的なソロ活動を発進します。
ソロ活動は、皆がZEP的な音を期待していたおかげで、賛否両論はあったもの
の、結果としては右肩上がりにすすみ、2枚目まで発表された後の1984年に、
「ザ・ハニー・ドリッパーズvolume one」というタイトルでリリースされた、
彼のソロ作品のなかでも、特別企画の作品であると言えます。
プロデューサに、あのナイル・ロジャースを迎え、ギタリストには、なんとジミ
ー・ペイジ、ジェフ・ベック、ナイル・ロジャースと、超豪華な人たちが参加
しています。

　全曲が古いロックン・ロール・ナンバーのカバーですが、これが世にすごく
受けまして、個人的には、今もひんぱんに聴きこむナンバーが、アルバムの
最後を飾る“ロッキン・アット・ミッドナイト”という曲です。
いわゆるビックバンド・スタイルにて演奏されたナンバーで、ロバート本人のヴ
ォーカルと、ホーン・セクション、ジェフ・ベックのギターとすべてがスイング
全開している素晴らしくカッコいいナンバーです。

なお翌年85年、ライヴ・エイドにおいてロバート・プラントとジミー・ペイジが、
一緒に演奏するという発表をみた私は、この「ザ・ハニー・ドリッパーズvolume
one」を柱とした、オールドナンバーを演奏するだろうと思っていました。
結果は、全く異なり、ZEPの代表ナンバー3曲が披露され、それはそれで非常に
びっくりし、当たり前ですが、ものすごく興奮したのを昨日の事のように、憶え
ています。

1984年作品


こちらは、いま話題のゲイリー・クラークJr.も参加しているハニー・ドリッパー
という映画のサウンドトラックです。内容はやはりカッコいいの一言です。

コメント 10

いいですね　僕もこの曲好きです♪
ロバートのヴォーカルもすごくいいと思います
けっこう売れたのかなあ
僕も持ってますよ

ところで今「シュガーマン」という
音楽ドキュメンタリー映画が
すごく気になっています
by 片山ニク (2013-02-18 00:34) 

VOLUME 2、いつか出してほしいですね〜
by HIKKY (2013-02-18 23:59) 

ハニー・ドリッパーズ　懐かしいですね☆
ロバート・プラントは元気なのかなぁ。。。

by 獏 (2013-02-24 12:28) 

当時、ロバート・プラントの円熟したヴォーカルにやられましたぁ^^v
by yukky_z (2013-02-28 01:16) 

ビタースイート様

　ご無沙汰しています。
　いつもありがとうございます♪
by テル (2013-03-10 18:01) 

片山ニクさん

　このvol1は売れたらしいですよ。

＞ところで今「シュガーマン」という音楽ドキュメンタリー
＞映画がすごく気になっています
「シュガーマン」のWEB観に行きました。
いやぁ～面白そうですね。僕も本編を見てみたいです！
by テル (2013-03-10 18:04) 

HIKKYさん

＞VOLUME 2、いつか出してほしいですね〜

このアルバム発売後、ロバートにインタビュアーが
HIKKYさんとおなし質問をしたところ彼曰く、「金が底を
ついたらやることにするよ」と言っていました。
性格変わってないですね(笑)

by テル (2013-03-10 18:07) 

獏さん

彼は元気です(笑)
でも、もうZEPはやらないでしょうね。。
自分の音楽を追求する様です。
ある意味ストイックですね、彼は。
by テル (2013-03-10 18:10) 

yukkyさん

＞円熟したヴォーカルにやられましたぁ^^v
そうですね、もうすでにZEPの影は無かったように
思えます。あの当時は個人的にZEPをやって欲しかった
ですけど、今は彼の独自路線を尊重しています。

by テル (2013-03-10 18:13) 

ぼんぼちぼち様

　niceありがとうございます！
by テル (2013-03-10 18:14)