ギター大怪獣復活する!! 〜 JEFF BECK LIVE IN JAPAN 2015(その二)  [僕のロック]

 日本列島が秋晴れとなった9月28日 ZEPP なんば は熱かった。
理由はジェフ ・ベックその人である。
 
 東京からツアーがスタートしたわけだが、横浜ではJAZZフェスティバル
に出演したようです。ただ、JAZZといいながら今回のセットは、極めて
ロック色が強かったように思います。
当初は、昨今のいわゆる"深海"をイメージしたディープな音を予想していました。
その次のイメージは、フー・エルスから続く、インスト路線かなぁ〜と
思っていましたので、今回のロック路線の音には正直驚きました。
なにせバックのバンドが、ここ数年になかった強靭な音をズバズバ出していました。
凄かったのはジェフのギターを筆頭に、バンドがインプロビゼーションにおいて、
宙を舞っていた事です。

 個人的に嬉しかったのは、なんと、あのスーパースティションとゴーイング・
ダウンをやってくれた事ですね。情けないことに、スーパースティションの
冒頭で、「あれ、この曲なんだっけ?」と迷った事です。いままで死ぬほど
聴いてきた曲にもかかわらずです。
でもゴーイング・ダウンでの、あの「ダウン〜ダウン〜ダウン〜ダウン〜
ダウン〜」という"合唱"が出来るとは、夢のようでした。


 さて、今回なぜジェフが、これほどまで弾きまくっていた訳は、他のメン
バーは当然として、ヴォーカリストのジミー・ホールの存在が大きいと
感じました。
具体的には、2人が好きなロックは当然として、ブルースやファンク、サザン・
ロックなど様々なテイストを聴かせてくれました。とくにジミーがハープ
を弾くところなんかが、クレイジーさを増大させジェフ共々、暴れまくってい
ました。
ジミー・ホールといえば、ここ最近はステージに出てくると、観客からヤジ
られていました。僕もそうでした。そもそも、ジェフのヴォーカリストに
ホントに適任なのかどうなのか判断がつきませんでした。
確かに彼のもつルックス、ステージ・パフォーマンスなど、ロッドや
ロバート・プラントなどの人達とくらべようがありません。
しかしそれを覆す凄い面を見せつけてくれました。
繰り返しになりますが、ジェフのクレイジーさを引き出した点は、非常に評価が
高いです。
あとバンドの音として音が大きく、皆が腕が良かったですね。インプロするくらい
だから、まとまりも、良かったですね
また、今回は選曲もロックしていました。冒頭がフー・エルスのナンバー
だったので、少し、心配になりましたが、それも杞憂でした。
いつもと選曲が違った部分もあってか、観客のヒートアップ度も凄かった。
観終わったあと、口から自然に出たのが、「そうだよ、これなんだよなー」と
いう言葉でした。

 今日は復活したジェフ・ベックに乾杯だ。あ、でも明日の移動は、始発電車だ。
まぁいいか、なんてったって、興奮したからね。


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すごかったー。

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ロンダ・スミスだ

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ニコラス・メイヤーだ

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ダウン〜ダウン〜ダウン〜ダウン〜ダウン♪

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ホントに凄い人たち(笑)でした
あっ、ジミーホール居ないですけど・・・。



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