2012年も終わります。 [僕のロック]

2012年も明日で終わろうとしています。
12月といえば慌ただしい時期ではありますが、なんといってもクリスマスと
いうイベントがひかえています。家族や恋人、そして親しい友人と過ごすこと
で、大人も子供もクリスマスという「夢」を共有することが出来る、特別で幸せ
なひとときであります。
しかし今から32年前、12月8日NYの自宅前で射殺されたジョン・レノンを思うと、
個人的にいだいていた「12月=ハッピー」という思いが、薄まってしまいました。

ジョンが長い主夫生活から、活動を再開した理由のひとつに5歳になる息子ショ
ーンに、父親として仕事に打ち込むカッコいい姿をみせたかった、と聞いており
ます。近いうちにショーンが小学校に進む事で、ジョンが担っていた主夫業として
の役割も軽減される訳で、ジョンが本格的にロックン・ローラーとしてカムバック
してくれる姿を我々は目にすることが出来たはずです。

ジョンは様々な顔をもっており、いわゆる「愛と平和の求道者ジョン・レノン」だけ
ではなく、「過激な天才ミュージシャン ジョン・レノン」などいくつもの側面を
もっていました。彼はビートルズは当然として、他にも凄腕ミュージシャンとの共演
を果たしています。エリック・クラプトン、ミッチ・ミッチェル、ザ・マザーズ・
オブ・インヴェンションなどの超一流のミュージシャンはゆうにおよばず、逆に決し
てメジャーではないエレファンツ・メモリーなどのバンドを、ジョンが率いていくと
いう姿もありました。
何が言いたいのかというと、ジョンが今いてくれたらベテランから若手のミュージシ
ャンまで巻きこみ、改めてシーンを牽引してくれたであろう、という姿が目に浮かぶ
事です。また案外ビートルズをやってくれたかも・・・と、思いはつきません。

ネガティブ発想だというのは充分わかっていますが、僕にとっての12月は、楽しい
ひとときと併せて、ジョンを思う大切な日々でもあります。


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Celebration Day / 祭典の日 (奇跡のライヴ) 其の2 〜 レッド・ツェッペリン  [僕のロック]

“祭典の日”発売から10日ほど経ったわけですが、当然我が家でヘビーロー
テーションと化し、嫁さんのひんしゅくを買っています。
TVの前でこの作品をみていると、「ヒェッ」とか「ヒュッ」やらの奇声を
発している自分に気がついたりします。(笑)

作品としては当初、映画館で観た訳ですが、受けた印象として、目の前に
でっかい恐竜が現れて、そいつが移動する際に巨大な体をもって、ゆっ
くりとわたしの頬をかすめていく・・・、というような、強烈な威圧感を
受けましたね。

私は過去に、ペイジのアウトライダーツアーをニュージャージーで、カバー
デイル・ペイジは代々木で、ペイジ・プラントは名古屋と福岡で、そして
ジョンジーのズーマツアーは渋谷で観ました。
しかし今回のライヴは、たとえ映画での体現とはいえ、過去に体験したこと
のない凄まじい内容でした。すごいよ、やっぱり。

東京でおこなわれた試写会で内田裕也さん(彼はZEP初来日時、ツアーに
同行したそうです)は、「やっぱりすごいね。」と熱い口調で語っていまし
たし、お笑い芸人の椿鬼奴さんは「すごい素敵でしたね。」と言っていました。
彼らの発言は、まさにO2アリーナで行われたパフォーマンスを要約した発言
だなぁ、と思いました。

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Celebration Day / 祭典の日 (奇跡のライヴ) 〜 レッド・ツェッペリン [僕のロック]

遅ればせながら今日、福岡市内にあるTOHOシネマズ 天神 で、「祭典
の日」を観てきた。凄かった。紛れもないレッド・ツェッペリンだった。

冒頭に、あの”LED ZEPPELIN”のロゴが画面いっぱいに出てくるのだが、
めまいがする。本当に。
あと、数十秒で彼らの勇姿と演奏を体感できるからだ。この作品を無事
に観ることができる自分自身に、感謝したい。よく大事もなく生きてこ
れた思う。

映画が終わったあと、席を立つのが大変だった。彼らの存在感の凄まじさ
に圧倒され、放心状態となり腰が上がらないのである。
これは他の人も同様の状態だったのではないだろうか。



僕はレッド・ツェッペリンを観ることができた。
僕達は、あのレッド・ツェッペリンを目撃することができたんだ。



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もう一人のフェイバリット・アーティスト 〜 諫山実生 [僕のロック]

行ってきました、「門司港 九州鉄道記念館 鉄道の祭典っ!!」
目的は、諫山 実生の特設ステージです。
ライヴの時間は、ほんのちょびっとで、いわゆるミニライヴだったのです
が、それでもやっぱり、諫山 実生って凄いなぁ、と改めて感じさせるもの
でした。

披露された楽曲は、今回のイベントに合わせ、鉄道や列車にちなんだ
ものが多く、"線路はつづくよ"や、山口百恵さんの"いい日旅立ち"など、
大人も子供も楽しめる内容になっていました。
ステージ上のセットに関しましては、彼女のピアノだけというシンプルな
ものです。
しかしながら、中盤での彼女のオリジナル・ナンバーへ移行した際に、
空気が一変するさまを見せつけるところなんかは、さすがであります。


彼女のもつ声量は大変なもので、いつも思うことなのですが、ジェフ・ベッ
クやスティヴィー・ワンダーといった人たちとコラボしてくれたときには、
巨大なグルーヴが生じる凄まじいものになると確信出来ます。
ぜひ次は彼女が、ドラム、ベース、ギターをひっさげ、圧倒的なステージを
見せつけてほしいと、感じた一日でした。


九州鉄道記念館 です
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中年オヤジの私にもサインと握手をしてくれる優しい実生さんです(笑)
ちなみに、このアルバム「春のかほり」は大作であります。
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ほんなごつ、べっぴんしゃんですたい。
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ジェフは絶対に実生さんに惚れ込むと思います。
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レッド・ツェッペリン新譜発表! ~ レッド・ツェッペリン [僕のロック]

いやいや、今週はゼップのせいで寝不足です。
今月8日より彼らのFacebookにおいて、謎のメッセージが表記され、すわ
再結成か!など様々な憶測がでましたが、大方の予想通り、2007年ロンドン
O2アリーナでの映像と音源のリリースが決まりました。

私は以前このブログで、O2アリーナでの映像をはやく商品化してほしい、
と書き込みました。
その思いが叶うことになりましたが、いざとなると・・・ココロのスキマが
生じてしまって・・・。
だって、O2出しちゃうってことは、もう”NEXT”が無くなる訳です。
プラントさんは再結成に否定的ですし、ジミーさんが新たな音楽活動
を発信するには、まぁ時間がかかりそうです。
いやはやファン心理は複雑です。

話題をO2アリーナに戻しますが、私があのライヴで最も確認したいのは、
ツェッペリンが本当に帰ってきたのか、という事です。
つまり、あの奇跡のグルーブが本当に鳴っているかを、この耳で確かめたいと
いう思いであります。
実際にロンドンまで観に行かれた、ツェッペリン極東スポークスマンの本部長
であります渋谷陽一さんいわく、「信じられないが、本当にレッド・ツェッペリン
は復活したのである。」と、自身の本に綴られていました。

商品の発売は11月21日です。
さらに、このパッケージの発売を記念して、全世界同時のプレミア上映が10月
17日、18日に決定。全世界1500館、日本でも40館以上の劇場でプレミア上映
される、とのことです。仕事・・・終わりそうにねえなぁ。(泣)




商品名は、『祭典の日(奇跡のライヴ)』
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ボブ・ウエルチ [僕のロック]

 ボブ・ウエルチが亡くなりました。
僕がボブを知ったのは、フリートウッド・マックでもパリスでもなく
彼のソロ作であるアルバム「フレンチ・キッス」に入っていたエボニ
ー・アイズという曲でした。
確か僕はその時中学生で、彼の輝かしい過去の経歴など何も知り
ませんでしたが、ソロ作品は売れていたように思いますし、何故か
僕も大好きでした。
彼のソロ作は、あの中学生以来耳にしていませんが、一度聴いた
ら忘れられない音感と、彼のクセが支持された要因だと思っていま
す。だって何も知らない僕が好きになったんですもんね。

 改めて彼の存在を意識したのは、ソロの前に彼が在籍した伝説の
グループ、パリスからです。ツェッペリンの硬質な音質を感じさせる、
ソリッドな音をもったイカしたグループでした。

ボブ・ウエルチのご冥福をお祈りいたします。


1977年の作品。
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サムシング(プロモーションビデオ) ~ ザ・ビートルズ [僕のロック]

 私のようなビートルズファンにとって90年代のビートルズ・アンソロジー
の一連の作品は、夢の様な”事件”でありました。
豊富な音源をおさめたCD集にはじまり、膨大な量の映像パッケージ、
書籍と立て続けに商品がリリースされ、市場の盛り上がりは大変なもの
でした。 

僕も作品はすべて揃え、週末の夜はTVの前でビートルズを観るのを楽しみ
にしていました。
いまではDVD版を手に入れ、先に入手したレーザーディスクは、もはや再生
することさえできませんが、それでも大事に大事に保管しています。

その時に初めて目にしたのがサムシングのプロモーションビデオです。
このビデオには当時のメンバーの奥さんを目にすることが出来ますが、
映像を見るたびに胸が熱くなります。
それぞれの女性がトップ・レディーにもかかわらずず、全くそんな感じではなく
極めて自然にそして達観した佇まいは、感動的ですらあります。

もうリンダさんもモーリンさんも亡くなられています。
作品は、アンソロジー・プロジェクトのために製作されたのかもしれませんが、
貴重な記録には変わりありません。

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バンビ ~ プリンス [僕のロック]

 1979年 彼のセカンドアルバム「プリンス」に入っています。
プリンス本人が奏でるギターのリフがとっても印象的なナンバー。

 私はプリンスのステージはいままで2回ほど観ましたが、彼のギタ
ーテクニックというか、ギターパフォーマンスは凄まじいものがあります。
しかし、彼は観客を沸かせたあとは、あっさりとギターを置き、歌だけ
でステージを進行するなど、ギターに固執していないように見えます。
私はそこが好きです。

 さて、一昨日たまたまYouTubeでバンビのステージをみつけました。
映像を見て改めて感じたのは、曲自体もそうですが、プリンスのパフ
ォーマンスは古さを全く感じさせないという点です。
私は、ブログに映像を貼り付けることをなるべく控えていますが
少しでも多くの人にプリンスのギターを知ってもらいたいので、紹介させ
て頂きます。
さわりのところだけでもいいので、是非ご覧になってください。


プリンス/邦題 愛のペガサス
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やっぱし格好いいです。

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キス・オン・ザ・ボトムとフェアウェル・ツアー1968 [僕のロック]

 ご無沙汰してます。
買っちゃいました、御大の新作とクリーム解散コンサートライブ。
やっぱりこの御方たちと、縁の切れようが無いですなぁ。うふふ・・・。

いまポール聴いています。なんでも彼が幼少時代に家族とともに
慣れ親しんだスタンダードナンバーをカバーするという企画となって
います。(内2曲は彼のオリジナル)
いかにも、御大が考えた企画って感じですけど、私的には彼は70歳に
なってもなお、創造者であると思っています。
ただエリックがゲストというのは、個人的に意外な気持ちがします。
 


追伸 驚いたのはジャケットが豪華なこと。こんな豪華なジャケット
    は久し振りです。
    でもよく考えたらポールのアルバムは昔から手が込んで
    ましたね。
    「ありがとうポール、また宝物が一枚増えたよ。」



フェアウェルツアーの感想はまた後日・・・(笑)
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フリー・アズ・ア・バード ~ ザ・ビートルズ [僕のロック]

 1995年、本当に再結成したビートルズのナンバー。
再結成といってもジョンは亡くなっているわけだから、4人の意思
が結集した訳ではないけれど、それはいいでしょう。

結論からいってしまうと、わたしは他でこれほどシリアスな音源は
聴いたことがありません。
この曲には何者にも踏みこめないビートルズの精神が宿っており
、聴き手はただただ彼らの音の前で圧倒されます。
という、ありきたりな表現しかできないけれど、私の正直な気持ち
です。とくにとくに、ジョージのギターが凄い。
個人的には、、彼ら独特のイギリス人らしい街感覚が、この曲でも活
かされているのが嬉しかったですね。

ビートルズが幼稚だとか、子供向けなどという発言は、もうどうでも
いいです。

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ドゥ・イット・ユアセルフ ~ ザ・シー・ホーゼス [僕のロック]

 私の友人に、「現在」のロックを語れる達人がいまして、その友人
から紹介してもらった、とびきりのアルバム。
私の好きなロック・グループの中では、きわめて若いカテゴリに入り
ます(笑)
再結成で、改めてシーンをにぎわしているストーンローゼスのギタリ
ストであるジョン・スクワイヤが結成した4人組のバンド。
アルバムは、ジョンのギターを全面的に打ち出した感があり、それは
それで、もちろん格好いいのだけれども、クリス・ヘルムのまるで平野を
駆ける光風のようなヴォーカルが、バンドのマジックを編み出していると
感じます。
彼らが奏でるメロディの、限りない情緒性がこのバンドの最大の魅力
だと思います。
残念ながら、バンドはこのアルバム一枚を残して99年解散。せめてもう
一枚作品を産み出してほしかった。



97年の作品 ドゥ・イット・ユア・セルフ
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ザ・ファーム ~ ザ・ファーム [僕のロック]

ARMSコンサートで、観衆の前に姿を表したジミー・ペイジさんですが、
1985年にフリー、バッドカンパニーのポール・ロジャースとタッグを組ん
で新バンド~ザ・ファームを結成しました。


1983年のARMSコンサート、85年のウイリー・アンド・ザ・プア・ボーイ
ズ(ビル・ワイマン、チャーリー・ワッツなどが中心に結成したグループ)で、
すでにジミー・ペイジはポール・ロジャースと一緒に活動しており、インタ
ビューでも「ポールとバンドを組むかもしれない」と言ってましたので、私
として新バンドは自然な流れとして受け止めました。
渋谷陽一さん著のライナーノーツで、「一日千秋の思いでジミー・ペイジの
新作を待っていた」と書かれていましたが、正に世界中のジミー・ペイジフ
ァンの思いを代弁した発言でありました。


アルバムとして、多分につっこみどころはありますが、私としてこのアル
バムの魅力は、ミッドナイト・ムーンライトというナンバーが全てであり
ます。
このミッドナイト・ムーンライトは、安易な言い方をすれば、ポール・ロジ
ャースのソウル指向と、ジミー・ペイジのアコースティック性がとってもいい
形で、結実されていると言えますが、この曲がもつ真の魅力は、ゼップや
バドカンとは違う「絵」が、掲げられたことだと思います。
この曲により、彼らは過去に在籍したバンドとは異なるポテンシャルを示
してくれた訳で、ファンとして次作への期待が大きく募りました。


ジャケットデザインは、正直もっと他になかったのかな、と思いました
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ジミー・ペイジ(ギター)、クリス・スレイド(ドラムス)、ポール・ロジャ
ース(ヴォーカル、ギター)、トニー・フランクリン(ベース)
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ロサンゼルス ~ ジミー・ペイジ [僕のロック]

ゼップ解散後、まもなくしてリリースされたオリジナルサウンドトラック。
原題は「DEATH WISHⅡ」といいまして、チャールズ・ブロンソン主演の
バイオレンス・アクション映画に使われました。


あのゼップ解散後、初のペイジの作品ということで大いに話題となりました。
市場は当然、ゼップの水準を少なからず期待していたわけですが、サウンド
トラック盤という性格と、ペイジとしてゼップ解散後のリハビリ的な取り組み
方を考えると、ゼップには遠くおよばずで、結果としてロサンゼルスは悪評
をもたらした作品と位置付けられています。
ただ、このロサンゼルスというアルバムは、80年代を通してペイジの活動の
礎となった、実はとっても重要な作品であります。


このアルバム発表後すぐに、A.R.M.S.(チャリティー)というコンサートが
開催され、エリック・クラプトンやジェフ・ベックらと競演するのですが、そのコン
サートでは、エリックからジェフの部と続き、ペイジの枠ではロサンゼルスから
のナンバーが主体となって演奏されました。
観衆は当然ゼップナンバーを期待するわけですが、考えてみればペイジ一人
で、いきなりゼップナンバーを演るというのは、現実的ではありません。(それ
でも一曲だけ、ステアウェイ・トゥ・ヘブンを演ってくれましたが)
もし、仮にこのロサンゼルスが存在していなければ、ペイジの参加がどうなった
か判りません。もし参加したとしても私としては、おそらく昔のロックン・ロール
のスタンダードナンバーなどをカヴァーする道しかなかったのでは、と思います。
しかし、このとき彼は本作を新譜としてひっさげ、久々に観衆の前にその姿を
披露しました。
なお、ペイジがこのA.R.M.S.コンサートに出演した事で最も重要なことは、ゼッ
プの解散によって、途方にくれていた彼が「あのコンサートで俺はやる気を取り
戻したんだ、ほんとうに生き返ったんだよ」と、自信を取り戻し、その後、ポール・
ロジャースとザ・ファームを結成し、本格的にシーンに舞い戻ってきた事です。
ちなみに、このA.R.M.Sコンサートは、すぐにビデオテープやレーザーディスク
でのソフトが発売されたのですが、当時私は死ぬほど嬉しくて、レーザー
ディスク本体も、もってないのにソフトを購入し、ひとり浮き足立っていました。
さて、その後88年のアウト・ライダーツアーでも、オープニングナンバーとして、
ロサンゼルスから「フーズ・トゥー・ブレイム~殺ったのは誰だ」他数曲が演奏
され、彼の本格的なソロ・ツアーでの重要度を担っていました。


以上のことを考えると、このロサンゼルスは、ペイジの活動を通して無くては、
ならない作品であったと感じます。



1982年リリース
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A.R.M.S.コンサートは、1982~83年にかけて、ロンドン、
ニューヨークで開催
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”あの3人”の競演ということで、たいへん話題になりました
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久方ぶりの殿のお出ましに、私は涙腺がゆるみっぱなしでした
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ザ・ビートルズ  赤盤 青盤 ~ The Beatles [僕のロック]

言わずと知れたビートルズのベストアルバム集。
選曲はジョージ・ハリスンが担当。
正式なタイトルは、赤盤がTHE BEATLES 1962~1966 、青盤が
THE BEATLES 1967~1970 です。
このベストアルバムは1973年にリリースされましたが、当時彼らの
海賊版のベスト盤が好評だったことによる、対抗策として企画され
たものであります。
個人的に、この2タイトルは僕が最初にビートルズに触れた作品で
あります。


以前私はこのブログで、好きなアーティストの作品は、出来ることな
らばリリース順に聴きくのが望ましいと書きました。
ビートルズというバンドにおいては、アルバムごとに変化を遂げていく
バンドであり、特にラバーソウル以降は、驚異的ともいえる姿を見せて
います。
当時リアルタイムでビートルズを聴いてきた人達は、その進化ぶり
に本当に驚いたといいます。
ビートルズは私が小学校に入学する前に解散したバンドなので、リ
アルタイムでの彼らを知る由もありませんでしたし、だから当時から
ビートルズを経験した人達が羨ましくてなりませんでした。


そんな私も、この赤盤青盤を始めて聴いた時のことは、忘れられま
せん。
なってったって、赤盤のラストソングが”イエロー・サブマリン”で青盤
のオープニングは”ストロベリー・フィールズ・フォーエバーです。
ビートルズのあまりに大きな変化に、言葉を失いました。
つまり、赤盤では青年だったビートルズが、青盤において完全に大人
の4人に移行した姿を見せつけたわけです。
中学生だった私は、雷のようなショックを受けたのと同時に、ビートル
ズが遠くへ行ってしまったような寂しい感覚を受けました。
これはリアルタイムで聴いた人達もラバーソウルあたりで、私と同じ
感覚をもったということを言っています。
ただ、赤盤もポップなビートルズばかりでなく、既にメッセージ性を含
んだ作品や、あえて売れ筋を排除したような音作りを、進めていて、
それは革新的な成果を出しています。
しかしそれでも、赤盤青盤のイエロ~からストロベリー~の変化は、
ほんとうにほんとうにびっくりしました。
いちアーティストで、これ程までに楽曲自身のスタイルの変化を、強烈
に知らしめたバンドは、ビートルズ以外知りません。
僕は、このときの記憶は一生涯忘れることはない、と思っています。




ジャケットのメンバーの顔も大きく変わっていまして、青盤ではジョン
とジョージがいなくなって、あらたに新メンバー二人が加入したのだな、
と中学生だった私は、ほんとうにそう思いました。
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フランキーズ・ハウス ~ JEFF BECK & JED LIEBER [僕のロック]

1992年、突然、ほんとうに突然リリースされたジェフベックとジェド・
リバー共同名義でのサウンドトラック盤。
当時、レコード店でぶらぶらしていた私は、見慣れたジェフの棚に
見覚えがない作品が目につき、手に取ってみると新作だったので
あわてて手に入れた記憶があります。
ライナーノーツを読むと、オーストラリアのTV番組がテレビ放映
することを目的として制作された戦争映画であり、ジェフが音楽を
担ったというものです。


この作品~フランキーズ・ハウスがリリースされた当時というのは、
ベトナム戦争ブームで私もいろいろな作品を観るため映画館に
足しげく通いました。ただ、この映画が日本国内で公開される予定
はないということでありました。
当然、私はこの映画が死ぬほどみたくて、レンタルビデオ屋さんを
始め、ネット等いろいろ調査しましたが残念なことに、これという情
報を得る事はできませんでした。
ところが、最近になって何気なくネットで調べたところ、なんと「ウエ
ルカム・トゥ・サイゴン」と改題されてビデオ化されているとの情報を
見つけました。
なんじゃ、そりゃ!!わかるはずないよ(苦笑)
とにかく作品を入手し、溢れる気持ちを必死で抑えつつ、ビデオデ
ッキのスタートボタンを押しました。
観た感想としては、なんというか、その・・・、超B級的でして・・・。
例えるならば、映画を学んでいる学生さん数人が集まって作りま
した、というような出来栄え。
こちらとしては、夢にまでみた映画なので、なんとか良いところを
探そうと努力しましたが、結果として残念な思いで、エンドロールを
眺めざるをえませんでした。


映画は最低でしたが、ことサントラとしての作品の出来は最高であ
る、と確信しています。
過去にギタリストがサントラを手がけた作品として思い浮かぶのは、
ジミー・ペイジのロサンゼルスやジョン・ポール・ジョーンズのスクリー
ム・フォー・ヘルプが先ず思い浮かべます。
このジェフの創造した音というのは、まさにジャングルとサイゴンでの
戦場をイメージさせる強靱なもの。
ちなみにドラムやベース、オーケストラは、ジェド・リバーという人が
キーボードで担当しており、この人のプログラミングというものは
大変なものだ、と感じさせます。
出来ることならば、しかるべき監督の作品で、改めてこのジェフが
作ったサウンドトラックを使って貰いたいというのが、私の望みであ
ります。


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ジェフ・ベックとジェド・リバー
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パッケージをみて、更に興奮しましたが・・・。
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Rave Un2 The Joy Fantastic ~ プリンス [僕のロック]

その事を思い出したとたん、居ても立ってもいられずに、行動
に移したい!っていうケース、沢山ありますよね。

個人的には、一にも二にもスキー、スキー、スキー(笑)
ああ、雪山で雪だるまになるまで、滑りたい・・・。

山登り・・・、渓谷が呼んでいるよなぁ。
そうだ、ゴアテックスの登山シューズを調達しないと・・・。

いまは夏だから、自転車で思いっきり汗をかきながら海に
向かい、泳ぎ疲れた帰りがけに飲むキンキンに冷えたコーラ。
最高です。

音楽に関しては、突如としてトレースしたい曲は当然のこと多々
有りますが、自身の中で、上位に食い込むのが、プリンスの
Rave Un2 The Joy Fantasticに挿入されている「The Greatest
Romance Ever Sold」です。
プリンス独特の翳りと官能性をもった曲で、一度聴いたら耳に
残るメロディーが、彼の非凡さを物語っています。
演奏も最高で、特にギターは死ぬほどカッコイイです。
恐らくそんなに難しくない、ギターコードだと思いますが、メロディ
ーに同期したカッティングが最高です。
この人のギターは凄腕なのですが、そのことを全面に出さない
プリンスが私は大好きです。


2000年作品
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カッチョいいです
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ディープ・パープル イン・ロック ~ ディープ・パープル [僕のロック]

いやぁ、蒸し暑さが続く毎日です。
こういう日には大きな音で思いっきりロックを聴きたいですね。
それもハードロック!!

 個人的に、ディープ・パープルに関しては、中学生の時に、
あの有名なライヴ・イン・ジャパンを購入したりしましたが、
その後は、ずっとご無沙汰していました。
というか、意識的に距離を置いていた、という方が正しいです。
あの当時、私的にはパープルって、ちょっと安直だよな、メタル
寄りだよな、という意識があったのと、パープルのようにクラシ
ック・ベースではなく、ブルースをべースにしている、ジミ・ヘンド
リックスやクリーム、ZEPなどが正しい、と思っていたからです。

 そのなかで、昨年手に入れたのが、70年に発表された彼らの
アルバム イン・ロックです。
これは、いわゆるロックのディスクガイドに名盤として常に掲げて
あり、いつか聴いてみたいなという思いが生じたためであります。
そして・・・、一曲目のスピード・キングでド肝をぬかれました。
とくに今さらながら、イアン・ギランは凄い!!と本当に思いました。


 仮にこのナンバーがインストゥルメンタルで、ギランのヴォーカ
ルが入っていなければ、単にカッコいいハードなナンバーとして、
時代に埋れていたかもしれません。
しかし、このナンバーで聴くことの出来る、彼~イアン・ギランの
構成された歌いまわし、というものは圧倒的なものがあります。
さすが、ディープ・パープル。



個人的にも大好きなアルバム アートワークです。
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栄光の第2期!ディープ・パープル
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カッチョいいです
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胸いっぱいの愛を ~ レッド・ツェッペリン [僕のロック]

 10代という年代を思い起こしたときに、この時期にやっておくべき
こと、というものが当り前ですが多いですね。
例えば知識の習得だったり、スポーツに打ち込んだり、友達付きあい
や、恋などがあろうかと思います。
ちなみに、私の場合、知識と恋などというものは、さっぱりでありま
したが・・・。
何が言いたいかというと、やっぱり10代という時期は、否が応にも、
その後の自分自身の考え方の在り方や、価値観、そして、人との
接し方など、今後生きて行く上において、さまざまな基準を構築す
る部分が大きいということです。

 私自身、10代で大きな影響を受けたものの一つが、音楽との接し
方であり、それはビートルズやツェッペリンが中心に位置していまし
た。
15歳でレッド・ツェッペリンⅡの”胸いっぱいの愛を”を、友達の家で
初めて聴いたときの事が忘れられません。
ロバート・プラントのことは、多少知ってはいましたが、この曲を聴いた
ときは、まるで黒人が歌っているかのような印象が強くて、友達に、ツ
ェッペリンって黒人音楽の影響が強いね、といった話をしたことを憶え
ています。

 昨日、街中でヘッドホンステレオで、たまたま”胸いっぱいの愛を”を
聴いたときのこと、後半になだれ込むところで、みるみる顔に殺気が出
てしまい、あわてて我に返りました。
その時、やばいなと苦笑すると同時に、この曲の持つパワーに、10代の
頃に感じたフラストレーションが、いま現在もなお、自分自身の中に存在
していて、いまさらながら、私自身ロックから離れることも、逃れることも
出来ないのだ、という事を改めて感じました。



いつ何時きいても興奮する曲であります。
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レッド・ツェッペリンⅢ ~ レッド・ツェッペリン [僕のロック]

 私自身、46歳になるオッサンとはいえ、さすがにビートルズの現役時代はもとより、
サイケデリックやラヴ・アンド・ピースといったムーブメントは、リアルタイムで体験して
いません。
そりゃあ、出来ることなら先に述べたビートルズやクリーム、ジミ・ヘンドリックス等
のミュージシャンをこの目で見たかったと思います。
それは不可能なので、そういった、すでに解散していたり、亡くなったミュージシャン
を知るためには、まず彼らが残した音源をたどっていくことが一番であります。
そのなかで出来ることならば、リリースされた作品を年代順にたどっていくということ
が大事だと感じます。
しかし私の場合、必ずしもそのパターンを蹴踏している訳ではありません。
例えばヤードバーズなんかが顕著な例ですが、ミュージシャンの作品の一部はすで
に廃盤になっていたりして、手に入らない場合があります。
また、別な角度として、レコード会社などがキャンペーンなどで、一部の作品を特別
価格で販売するケースがあります。そういうとき悲しいかな、作品の順番など棚に
あげてしまい、お値打ち品に手を出してしまうという傾向が、私には往々にしてあり
ます。
そうなると、ひとつのミュージシャンの作品をキチンと年代別に揃えていくということは、
なかなか困難ということになります。
いまや私の大切な存在であるツェッペリンも、聴いた順番はバラバラでした。


 1970年に発表された3枚目のアルバムは、1枚目や2枚目と比較しても大幅にアコ
ースティックを取り入れています。これは元来アコースティックに造詣が深いジミーペイ
ジの存在と、そのペイジの思いに答えられる力量を持ったメンバーがいたからこそ可
能だった訳であります。
特にこの3枚目においての音の変化というものは、単にアコースティックの導入という
次元だけでなく、この先、彼らの作り出す音が、音楽のカテゴリーという枠組みそのも
のを、とっぱらっていくことになる起点となったことが重要であります。
結果として、我々はあの誰にも真似できないツェッペリンサウンドを聴くことができる訳
です。


 私がツェッペリンを聴いた順番は、聖なる館から、インスルージ・アウトドア、3枚目を
通してプレゼンス、というムチャクチャな状態だったので、なかなか稀代のモンスターバ
ンドを理解するには、時間が必要でありました。
もし、彼らの作品を正しい順番で聴いていたならば、今の私はツェッペリンを、どう捉えて
いただろうかと自分自身で興味を感じたりもします。



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エマレッタ ~ ディープ・パープル [僕のロック]

 13歳でロックに引きこまれた私として、当時最大の情報源とい
えば、これはもうラジオであります。

 いまはWEBをはじめとして、デジタルな音源や映像など、様々な
情報が得られる便利な時代です。もちろん私もその恩恵を享受して
います。
自慢ではないですが、いま自宅にあるオーディオシステムは、私
自身使いこなせていない位のポテンシャルがあります。
ただ、、13歳の当時の私は、今の若い人から見ると笑っちゃう位
の、貧しい機器で音楽に接していました。
なんせ肝心の機器の中心となるのは、ソニー製のポータブルの
AMラジオであります。
レコーダーは、これもポータブルのテープレコーダーでありまして、
録音方法というと、これが凄い。ケーブルもつながずレコーダーの
マイクのみで録音する、という極めて原始的なものでした。
例えるならば、普通のラジオから、ヴォイス・レコーダーを使って音
楽を録音しているようなものです。
でも、このころが一番楽しかったですね。当然、音は全然良くない
ですし、ラジオ放送もフェードアウトは当たり前。
それでも耳にする音楽のほとんど全てに興味がわいていました。

 ディープ・パープルの”エマレッタ”は20歳くらいの時に、NHK
のラジオで初めて耳にしました。音源はBBCスタジオライヴであり
ます。
私は、パープルにかんしては、ご多分にもれず、第2期から入りまし
て、第1期の音はというと、ハッシュやヘルプくらいしか聴いたことが
ありませんでした。
でもこの”エマレッタ”は今でも大好きな曲です。
なんといってもロッド・エバンスのこぶしのきいた歌いまわしと、バン
ドの絡みが素晴らしいですね。
第2期や第3期ばかりではなく、この第1期のパープルにも注目して
欲しいです。




ハッシュやヘイ・ジョーなど第1期のパープルの音源が収録された
編集盤~Purple Passages
Purple Passages 1.jpg


第1期のディープ・パープル
Deep+Purple.jpg


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